塗料にはさまざまな特徴がございます。耐用年数やコストなど、知っておいて損はない塗料の情報をわかりやすくまとめました。
そして、塗料の違いが一目でわかるイメージスケールもご用意いたしました。ぜひご活用ください。
何より価格重視!
ウレタン
ウレタン塗料は、旧来のアクリル塗料に比べ、みために光沢があり、 非常に塗りやすいことが特徴です。主に木造の家に使われます。価格的にも安く提供出来るため、少し前まではウレタン塗料を使うのがスタンダードでしたが、今は一つ上のグレードであるシリコン系塗料の値段が下がってきたため、ウレタン塗料は使われていないのが現状です。
耐久年度:4~6年・30坪例70万・ランニングコスト17.5万円/年
安く済ませたいけど・・
やっぱり耐久性も大事!
シリコン
シリコン樹脂系塗料は、汚れにくく、耐久性の高い塗料で、耐久年数も長い塗料です。価格や性能・使用実績のバランス面が今現在ある色々な樹脂塗料の中でもとても良く、現在最も外壁に使われている塗料です。ウレタン系塗料より汚れにくく長持ちするため、全国的にも、お客様に一番人気が高い塗料がシリコン塗料です。1%でもシリコン樹脂が入っているとシリコン塗料になりますが、シリコンの中でも種類は様々で、値段や耐久年数が大きく異なります。値段だけなく、シリコン含有率が高いものを選択する事をお勧めいたします。
耐久年度:7〜10年・30坪例85万・ランニングコスト12万円/年
品質重視、耐久性抜群!
フッ素
フッ素樹脂塗料は各塗料メーカーが出している商品のほぼ、最高級グレードの塗料になります。フッ素塗料人気はあるのですが、価格が高い為に使用する施主はそれ程多くありません。機能面で言えば、殆ど全ての機能を備えたものが多く、流石フッ素樹脂塗料と言う感じです。耐候性も高く、長期の紫外線や雨風の影響を防ぎ、防汚染性能がついているものは綺麗な塗装を維持できます。色の変色や艶引けの面でも、他の樹脂と比べると段違いに良い性能なので、価格に恥じない性能だと思います。それだけ価格面では一段高い価格のフッ素樹脂塗料ですが、ここ最近は値段のほうも少しずつ落ちてきていますので、以前と比べてみて使いやすくなってきたと思います。
耐久年度:12~15年・30坪例130万・ランニングコスト11万円/年
こだわりの模様を残したい!
ラジカル
ラジカル制御型塗料はここ数年で出てきた非常に新しい塗料です。耐久年数は一番人気のシリコンよりも上で、費用はフッ素塗料よりも安いということで、シリコンとフッ素の間あたりに位置する塗料です外壁塗装の塗料は、毎日毎日、紫外線にさらされ続けています。紫外線にさらされた塗料の中にある酸化チタンという物質が紫外線を吸収しながらラジカル分子というものを発生させます。このラジカル分子が塗料の中にある樹脂成分を破壊していくために、塗料の劣化というものが起こってしまいます。このラジカルを抑えて、科学的に寿命を延ばすことに成功したのがラジカル制御型塗料です。
耐久年度:10~12年・30坪例100万・ランニングコスト10万円/年
遮熱防水
ASTEC
特徴:耐候性、防水性、遮熱性を併せ持つ高機能。
太陽光による熱を中に入れない遮熱と、雨によるダメージから守る防水に優れているのがASTECです。メーカー独自の技術によりフッ素やシリコン塗料並みの耐久性を発揮すると同時に、防水に必要な高弾性を有しています。また、ナノセラミック粒子が含まれているため、塗膜表面にあたる太陽熱を反射させ熱の侵入を防ぎ、屋根の蓄熱を防ぎます。
耐久年度:12~15年・30坪例150万・ランニングコスト12.5万円/年
断熱塗料
ガイナ
特徴:断熱、遮熱、防音、防臭、防振
ガイナとは、一言でいえば「塗る断熱材」。特殊セラミックビーズが配合してある断熱塗料・遮熱塗料です断熱塗料は様々な会社が発売しておりますが、ガイナは日本の宇宙研究の中心である独立行政法人JAXA(ジャクサ)の民間転用プロジェクト認定商品である点で、他社の断熱塗料とは一線を画しています。
耐久年度:12~15年・30坪例150万・ランニングコスト12.5万円/年
防汚、大気浄化
光触媒塗料
光触媒塗料は自分で壁をきれいにする力を持った塗料のことで、汚れが非常につきにくく、耐久年数が長いために、次の塗り替えまで長い間美観を保つことができるとされている塗料です。表面に酸化チタンの層があり、これが紫外線と反応することによりセルフクリーニングが可能になります。親水性という水と非常にくっつきやすい性質を持っているので、様々な汚れがついてしまったとしても間に水が入り込み汚れを落としてしまう、という性質を持ちます。チリ・ホコリなどはつきにくく、たとえ汚れがついてしまったとしても分解し、雨などですぐに流してしまう、という非常に良い性質があります。
耐久年度:12~15年・30坪例150万・ランニングコスト12.5万円/年