リトアニアボランティアが終わり帰国しました。
今回は歴史的建造物という事もあり猛烈な歓迎ムードの中、杉原千畝のいた旧外務省、
通称:杉原ハウスを塗装してきました。
杉原千畝が迫害から逃れてきたユダヤ人に外務省からの訓令に反して大量のビザを発給
したのが1940年。それから77年後、日本から塗装集団がボランティアで外壁を塗装にする
なんて誰が想像したでしょうか?
塗装工事の途中、現地の設計士が来て「おまえらで仕上げられるのか?」と。
なんでも500年の歴史がある塗料でドイツのマイスターしか扱えない難しい塗料らしい。
確かに難しい塗料かもしれない。
けどな俺たちは日本の職人、マイスターよ!!…と言ったか言わないかは置いといて発奮し
たのは当然。
世界の塗装技術は見たこともなければ、もちろん比べた事もない。
しかし日本の職人としてのプライドがある。
日本全国から集まった志高き職人集団。
塗装工事が終わり例の設計士が仕上がりを見て「グレート」と言った。
そんなドラマもあった今回のリトアニアボランティア。
のん気なもんです。(笑)
スギハラハウスの中です。
今回のボランティアにあわせリトアニアのカウナスでは杉原WEEKといったイベントが行わ
れていたので塗装工事中、日本からの観光客が多数訪れていました。
のん気なもんです。(笑)
今回のボランティアは杉原ハウスの塗装工事はもちろんですが、日本とリトアニアの文化
交流も各地で行われており僕もトブケビチャス高校へ行ってきました。
こんな高台にある綺麗な学校で学校のエントランスでは塗魂や日本語のかいてある凧を
飾って歓迎してくれました。
また、学校の子供たちから歌のプレゼントをもらい感激。
動画を載せられないのが残念ですがみんな歌がうまい。
そして校歌がすごくカッコイイ!!
そしてみんなで凧あげ!!
リトアニアの国旗の黄色、緑、赤を使ったカラフルな凧です。
子供たちが楽しそうに凧をあげていました。
凧を見てテンションが上がるのは髪の色や目の色違えど万国共通なんですね。
そして夕方には日本大使公邸にお招きいただき晩餐会。
その大使公邸には電車でむっかたのですがカウナスの駅にも杉原千畝を称える看板があり
よく見ると9月4日に杉原千畝はこのカウナス駅を日本にむけて出発したらしく、今回のボラ
ンティアの開始は偶然にも9月4日!!!!
これは偶然なのか?
今回のボランティアのためにリトアニアに足を運び、実現までこぎつけた最高功労者、塗魂
インターナショナルの池田事務局長に
僕 「9月4日この日を選んだのは意味がありますか?」
事務局長 「ん?なんの事や?」「すごい偶然やな」
持ってますね塗魂は!!!
こんな意味ある日にボランティアで来ることができた。
とても感慨深い出来事でした。
まだまだあるのですが、そろそろ打ち合わせの時間。
この後のことは後日書かせていただきます。