外壁塗装の悪徳業者で最も多いのが、突然家を訪問してきて営業をかけてくるパターンです。
いわゆる訪問販売というやつですね。

ピシッとスーツを着て小奇麗にしているため、一見するとまともな塗装会社の営業マンに見えます。
しかし実際は、まともな塗装会社は訪問販売なんてやりません。
「訪問販売=悪徳業者」と思っておいて差し支えないでしょう。

訪問販売でやってくる営業マンは、様々な手口を使い何とかその場で契約を取ろうと迫ってきます。
ここでは、そんな悪徳営業マンが使う手口を紹介していきましょう。

外壁塗装の悪徳業者が良く使う訪問営業の手口を一挙公開

目次

ありえないほど大幅な割引

「この場で契約してくれるなら半額にします」という風に、限定的な大幅割引をつかうのは悪徳業者のよくやる手口です。しかも、「この場で契約しないと割引できない」とその場での契約を迫ってきます。

これは、「このチャンスを逃したら損をする」と思わせることで、冷静な判断をさせなくしているのです。
焦って契約してしまっては、相手の思うつぼになってしまいます。

外壁塗装の場合、適正に出した見積もりなら、そんなに大幅値引きをすることは不可能です。
適正な平米単価と実際の塗装面積から費用を算出するので、半額なんかにすると確実に赤字になってしまいます。

もちろん優良な塗装会社でも値引きはしますが、多くてもせいぜい数万円が限度です。ほとんどの場合は、端数を切ってくれる程度のものでしょう。

半額にできるということは、最初に提示した価格がありえないほど高いということです。
割引ありきの金額を最初に伝え、お得感を演出しているに過ぎないのですね。

オリジナル塗料の提案

オリジナル塗料のアピールも、悪徳業者の営業マンが良く使う手口です。
「オリジナル塗料は30年以上持つから、塗装工事の回数を大幅に減らせる」
みたいな文句で契約を迫ってきます。

オリジナル塗料と言われるとなんだか説得力があるので、つい信じてしまいがちです。
しかし、優れたオリジナル塗料なんてありえないので、このような業者の話は聞くだけ時間の無駄です。

外壁塗装に使う塗料は、日本ペイントやエスケー化研という大手の企業が莫大な開発費を投じて完成させたものです。
そんな大企業が開発した塗料をしのぐ性能の塗料を、ただの外壁塗装業者が作れるはずがありません。

オリジナル塗料というのはただの営業トークであり、実際には実在しないものです。
どの塗装会社も、塗料メーカーが開発したものを使って工事をしています。

現在発売されている塗料は、最も長持ちするものでも20年程度が限界となっています。
30年も40年も持つ塗料は存在しないので、そのようなことを言う業者には十分注意してください。

モニター価格

外壁塗装の業界では対応地域を拡大する場合、実績をつくるために利益を減らしたモニター価格を提供することがあります。
モニター価格は利益を少なく設定しているので、通常より安く外壁塗装工事ができるのです。

これを悪用したものが、モニター商法です。
格安を謳ったモニター価格を提示し、優遇しているように演出して契約まで持っていくのです。

最近では、モニター価格で工事が行なわれることはほとんどありせん。
そのため、「モニター価格」という言葉が出てきた時点で悪徳業者を疑った方がいいでしょう。

特に訪問販売のモニター価格は、ほぼ100%悪徳業者です。ただでさえ利益が残らないモニター価格を、営業マンの人件費を使って積極的に売り込むことはしないので、甘い話に乗らないように注意してください。

足場代が無料

「近くで塗装工事しているから足場代を無料にします」なんてセールストークを使う悪徳業者も多いですね。
外壁塗装の工事は高所での作業となるので、足場代は必ずかかる費用です。

ただ、外壁塗装の性能に直接かかる費用ではないので、節約したいという気持ちは誰しも持ってしまいます。
そこにつけ込んでくるのですね。

足場を組むには、かなり大きな費用がかかります。
近くで工事をしていようと、運搬費はかかりますし、それ以上に組み立ての作業費がかかります。さらに、足場を組む際には、国家資格を持つ責任者も配置しなければなりません。

一般的な一軒家の外壁塗装の場合、20万円前後はかかる大きな費用が足場代なのです。
それだけ大きな費用がかかる物を、ちょっと運搬費が安くなるくらいで無料にできるわけがありません。
そんなことをしていたら、塗装会社は潰れてしまいます。

無料になったと見せかけた足場代は、他の作業費用に上乗せされて請求されるだけです。
営業マンの巧妙なトークに騙されてはいけません。

不安を煽ってくる

必要以上に不安を煽ってくるのも、悪徳業者の営業マンが良く使う手口です。
「外壁にひびがあるので、このままだとすぐに雨漏りします」「すぐに塗装しないと、建物がダメになってしまいます」などといい、契約を急かしてきます。

外壁塗装というのは、よっぽど放置していない限り緊急事態になることはありません。
現在普通に暮らせているのに、1日2日で壊れるなんてことは考えられないのです。
不安をあおり、緊急で契約しようとする業者は、100%悪徳業者と考えていいでしょう。

訪問販売はほとんど悪徳業者

訪問販売で外壁塗装を勧める業者は、ほとんどが悪徳業者と思ってもらって大丈夫です。
優良な外壁塗装業者は、訪問販売なんかしません。
なぜなら優良な塗装業者は、お客様との信頼関係を一番に考えているからです。

もし、訪問販売で契約してしまったのなら、今すぐ苫小牧のニシムラ塗装に相談してください。
見積書の内容を精査し、塗装工事が適正価格で行なわれるか診断することができます。
騙されそうになっているのなら、解決策もアドバイスできますよ。

悪徳業者からの被害を1件でもなくすために、できることから取り組んでいます。
どんな些細なことでも、お気軽に相談してくださいね。