外壁塗装工事には定価がないため、消費者を騙すことだけを考えた悪徳業者も多く存在しています。
このような業者に外壁塗装を依頼してしまうと、必要以上にお金がかかるだけでなく手抜き工事をされるリスクも高まってしまいます。

ただ、どの業者が悪徳業者で、どの業者が優良業者かと言うことは、素人ではなかなか判断できないですよね。
だからこそ、外壁塗装業界で悪徳業者は今でも営業し続けることができるのです。

このような現状だからこそ、悪徳業者から身を守る手段を覚えておく必要があります。
ここでは、外壁塗装の悪徳業者に騙されたときに取るべき防衛手段を紹介しています。
ぜひ参考にして、悪徳業者に騙されないように備えてくださいね。

悪徳業者の手口から身を守る、自己防衛手段とクーリングオフについて

目次

外壁塗装に関わる悪徳業者の現状

外壁塗装の業界は、非常に悪徳業者が多い業界と言えます。
しかも、年々被害が増えてきているというのが現状です。
全国的にみると、1日平均15件もの被害相談が国民生活センターに寄せられています。

外壁塗装業界に悪徳業者が多い原因はいくつもあります。
その中でも最も大きな要因となっているのが、外壁塗装が素人には非常に分かりにくい工事ということです。
外壁塗装の知識がない素人なら、ちょっとした塗装の傷で消費者を不安にさせることができます。
また、価格の基準もないためぼったくりのような価格でもなかなか気づかれません。

さらに、手抜き工事をしても、上から塗料を塗ってしまえばほとんど分かりません。
このような理由から、外壁塗装業界は、悪徳業者が消費者を騙すのには打ってつけの状態になってしまっているのです。

悪徳業者からの自己防衛手段

悪徳業者が仕事を取るために使う、最もポピュラーな方法が訪問販売です。
訪問販売は相手に考える時間を与えないため、悪徳業者にとって打ってつけの販売方法となっています。

悪徳訪問販売の詳しい手口は、こちらの記事で紹介しています。
外壁塗装の悪徳業者が良く使う訪問営業の手口を一挙公開 >

突然家にやってきて外壁塗装を勧める営業マンは、基本的に悪徳業者と考えて間違いないでしょう。
「とりあえず話だけでも」などと話を聞いていたら、どんどん相手のペースに引きこまれてしまいます。
相手は人を騙すプロなので、隙を見せたらすぐにつけ込まれてしまいます。

訪問販売に対しては、話を聞かずにさっさとかえってもらうのが最も有効な自己防衛手段となります。
家に上げるとなかなか帰らないので、玄関先で対処するように心がけてください。

断りづらいようでしたら、「営業ですか?」と聞くのがいいでしょう。
ここで営業でないと嘘をつくと、特定商取引法の不実告知になり業者が非常に不利になります。
大体の場合「営業です」というしかないので、そのタイミングで断ればOKです。

それから、居留守を使ってしまうのも有効な手となるでしょう。
そもそも、許可もなく突然やってくる訪問営業に、気を使う必要はありません。
チャイムを鳴らされ営業マンっぽい人が立っていたら、無視することも一つの防衛策です。

契約してしまったらクーリングオフ

訪問販売で不安を煽られ、つい契約してしまった場合、外壁塗装なら契約終結日を含め8日以内であればクーリングオフを行うことができます。

これは、結んだ契約の取り消しや解除ができるというものですね。
ただ、8日以内という期限があるので、早めに対応するようにしてください。

もし、訪問販売でその場で契約を結んでしまった場合は、早急に外壁塗装に詳しい人に相談するようにしてください。
話していた内容や提示されている金額を伝えれば、その業者が悪質かどうかはすぐに判断してもらえると思います。

知り合いに外壁塗装に詳しい人がいないなら、地元の塗装業者に相談するのがオススメです。
地元密着で営業を続けるには地域住民からの信頼が必要なので、悪徳業者であるケースはほとんどありません。

ただし、クーリングオフが適用されるのは、訪問販売のように自分の意思で業者を探していない場合に限られます。

自らネットなどで探した塗装業者へアプローチし、それで騙されたとしてもクーリングオフは適用できません。塗装業者を探す際は、見積書などの内容を十分精査する要注意してください。

クーリングオフの期間を過ぎたらどうする?

クーリングオフができる期間は契約締結微を含めて8日間なので、そこまで余裕があるとはいえません。
騙されていることに気がつくのが遅れれば、期間内にクーリングオフができないこともあるでしょう。

そんな時でも諦めてはいけません。
外壁塗装の場合、契約書に不備があれば8日を過ぎてもクーリングオフをすることができます。
悪徳業者の契約書は、都合の悪いことを隠すために不備があることが多いです。
なので、8日過ぎたからといって諦めるのはまだ早いです。

また、契約の際に事実と異なる説明を受けていた場合も、8日を過ぎていたとしてもクーリングオフすることができます。
特に悪徳業者の場合は、契約を取るために事実と異なることを話すと思いますので、この条件は非常に適用しやすいですね。

嘘の説明をされた証拠とするために、録音やメモを残しておくことも効果的です。
訪問販売がやってきたときは、警戒するに越したことはないのです。

着工後でもクーリングオフできる

クーリングオフさせないために、すぐに塗装工事をスタートされることも考えられます。
途中まで工事を進めてしまえば、キャンセルはできないだろうという考えですね。
この点も心配はありません。たとえ着工後でも、上記の条件を満たしてしまえばクーリングオフすることができます。

しかも、業者には建物を元に戻す義務があります。
外壁を中途半端な状態で放置されることはありませんので、安心してクーリングオフしてください

もちろん、外壁を元の状態に戻す費用も塗装業者持ちです。
ですが、手間がかかることに変わりはないので、なるべく騙されないように注意することが必要です。

地元密着の塗装業社が安心

悪質な塗装業者に騙されないためには、地元の塗装業者に依頼するのが一番です。
地域密着で営業を続けていくためには、何よりも地域の方々との信頼関係が必要になります。

ちょっとでも悪い評判が立つと、たちまち会社は潰れてしまいます。
地域密着で営業を続けられるということは、それだけ地域の方から信頼されている証といえるのです。

もし、訪問販売で契約を結んでしまったのなら、今すぐ苫小牧のニシムラ塗装に相談してください。
契約内容や金額などを確認して、適正な価格で工事が行なわれるかすぐに判断いたします。

悪徳業者に騙されそうなときは、全力でサポートいたします。
苫小牧を中心に、近隣の方から信頼される塗装業者です。
何でも気軽に相談してくださいね。