外壁塗装のような大きなリフォーム工事の場合、代金の支払いをどうすればいいかも悩みの種ですよね。
塗装工事は、スーパーで買い物をするのとはわけが違いますから、レジでお金を払えばいいというものでもありません。
金額も大きいので、どうすればいいのか不安な方もたくさんいらっしゃるかと思います。
実は、外壁塗装の代金を支払う方法は1種類ではありません。
また、塗装業者によって支払うタイミングも様々です。
そこでここでは、外壁塗装の支払いに使える各種方法や、支払うタイミングの注意点などを詳しく紹介していきましょう。
目次
外壁塗装の支払い方法やタイミングに違いがある理由
外壁塗装のリフォーム工事は、100万円程度はかかる大きな買い物になります。
そのため、一括では支払うことが厳しいという方もいるでしょう。
しかし、外壁塗装は家を守るために欠かすことはできない必要なものです。
一括で支払えないからといって、劣化した外壁塗装を放っておいていいものではないので、色々と支払い方法が用意されているのですね。
また、業者側にとっても、お金を受取る前から外壁塗装の準備をするにはリスクを伴います。
塗料などを色々仕入れてからキャンセルされると、仕入れた資材が無駄になりますからね。
特に小規模な塗装業者になると、大規模な塗装工事の準備にかかる資金が準備できていない場合もあります。
だからこそ、両者のリスクを抑えるためにも支払いのタイミングを工夫している場合があるのです。
支払い方法の種類
外壁塗装工事の支払いには、色々な方法が準備されています。
これは、まとまったお金が準備できていなくても、外壁塗装を実施できるようにするためです。
お金が貯まるまで外壁塗装を先延ばしにしたら、家の劣化が激しくなり修繕費に大きな費用がかかるおそれもありますからね。
ここでは、外壁塗装の支払いに使える様々な方法を詳しく見ていきましょう。
全現金払い
現金払いは、外壁塗装のリフォームにおいて最も一般的な方法です。
現金一括で支払ってしまえば、無駄な手数料や利子を支払う必要がありません。
蓄えに余裕があるのなら、現金払いを選択するのが最もお金を節約することができます。
外壁塗装のリフォームには、100万円程度のまとまったお金が必要になります。
外壁塗装は約10年に1度は必ず実施するものなので、計画的にお金を準備するようにしてください。
現金払いといっても、お金を直接渡すことはあまりありません。
金額が大きいため、基本的には銀行振込で代金を支払います。
大金を持って塗装業者の事務所を訪れるようなことはしなくて大丈夫なので、その点は安心してください。
それから、基本的に現金払いの場合は、分割で支払うことはできません。
一括で支払うことが厳しい場合は、この後で紹介しているリフォームローンを活用することになるでしょう。
リフォームローン
外壁塗装のリフォームは、まとまったお金がないからといって先延ばしにはできません。
そこで、ローンを組むという方法が、まとまったお金がない場合の解決策となるでしょう。
ローンなら、毎月数万円ずつの支払いで外壁塗装が実施できます。
外壁塗装の塗り替えに使えるローンは、リフォームローンが真っ先に選択肢として上がります。
リフォームローンとは、民間の金融機関が取り扱っているリフォーム専用のローンのことです。
借入れの上限が低く設定されており、住宅ローンに比べて若干金利が割高です。
リフォームローンには、大きく分けると有担保ローンと無担保ローンに分かれます。
有担保ローンは、家や土地のような財産を担保としてお金を借りるローンです。
こちらは低金利でお金を借りることができますが、手続きが複雑で手数料も必要になります。
外壁塗装のリフォーム程度の金額なら、担保を預けるまではしなくてもいいかもしれません。
一方、無担保ローンは、担保を必要としない一般的なローンです。
手続きが簡単で比較的簡単に利用できますが、金利は割高となります。
金利や手数料、手続きの煩雑さなど、リフォームローンにも多くの種類があります。
もし住宅ローンを組んで返済中なら、取引している金融機関に問い合わせるのが一番手っ取り早いです。
場合によっては、金利優遇制度を受けられることもあるので、1度相談してみることをオススメします。
いずれにせよ、ローンを組むと利子や手数料がかかるので、現金払いに比べると割高になります。
無駄な金利を支払いたくないという方は、外壁塗装用の貯蓄も少しずつ進めるようにしてください。
財形貯蓄
勤めている会社によっては、財形貯蓄という形でお金が積み立てられていることがあります。
財形貯蓄とは、毎月給料からいくらか天引きされて、積立預金が行われているというものです。
主に、会社の福利厚生制度の1つとして実施されている場合があります。
財形貯蓄には、一般財形、財形住宅、財形年金の3種類があり、外壁塗装のリフォームに使えるのは財形住宅です。
もし会社が財形貯蓄を導入しているなら、75万円を超えるリフォーム費用で引き出すことができるので、活用を検討してみるのもいいかと思います。
クレジットカード
そこまで多くはありませんが、クレジットカードが使える塗装業者もあるようです。
クレジットカードが使えれば、ポイントが一気に溜まってお得な感じがします。
ただ、値引きという面では不利になる可能性もあるので注意が必要です。
クレジットカードを利用する場合は、業者がクレジットカード会社に手数料を支払っています。
手数料は大体3~5%程度ですが、金額が大きな外壁塗装のリフォームでは、一度の支払いで結構な金額の手数料を支払うことになってしまいます。
だからこそ、値引きがなかなか難しくなるというわけですね。
悪徳な業者になると、手数料を塗装費用に上乗せしてくるところもあるようです。
見積もり前にクレジット払いか聞かれた場合は、上乗せする気でいる可能性が高いでしょう。
施行にかかる単価の基準がない塗装工事なら、少し上乗せしてもまったく分からないのです。
クレジットカードの手数料は、本来業者が支払うものです。
不当なお金を負担させられないよう、見積もり前にクレジットカードが使えるか聞くのは止めておいた方がいいでしょう。
お支払いの相談はこちらから
お金を支払うタイミング
支払い方法だけでなく、お金を支払うタイミングも業者により様々です。
塗装工事が完了して全額を支払うだけでなく、前金が必要なケースもあります。
支払いのタイミングが異なるのは、業者にかかるリスクを抑えることが主な目的です。
いくらか前金を支払ってもらえれば、資材などの準備費用に充てることができます。
ただ、前払いに必要な金額によっては、悪徳業者の詐欺被害に合う可能性もあるので注意が必要です。
ここでは、支払いのタイミングごとの特徴や注意点を見ていきましょう。
全額施工後払い
塗装工事が完了した後に、費用の全額を支払う方法です。
外壁塗装のリフォーム工事では、最も多いパターンとなります。
全額後払いなので、お金を持ち逃げされる心配がありません。
手抜き工事が発覚すれば、支払いを拒否してやり直させることもできるので、最も安心できる支払い方法と言えるでしょう。
施行前、施工後で二分割
施行前にいくらか前金を支払って、施工後に残りの金額を支払う方法です。
外壁工事のリフォームでは、全額後払いの次に多い支払いパターンとなります。
施行前にいくらか支払う理由は、塗装業者が材料費や足場代を確保するためです。
塗装工事を契約したら、業者は自社のお金を使って足場や材料を手配することになります。
そのお金を確保した上で準備を進め、ドタキャンのようなリスクをなくしているというわけです。
特に小規模な塗装業者の場合、前払い金で準備するケースが多いですね。
建設業界は、支払いサイクルが遅く資金繰りが大変な面があります。
別に資金がないからといって、悪徳な業者というわけではないのでその点は安心してください。
施行前、施工中、施工後で三分割
金額が大きくなる場合は、施行前だけでなく施工中にも材料費の確保のためいくらか支払うケースがあります。
ただ、外壁塗装のリフォームはそれほど材料費が高くないので、施工中に支払うパターンは少ないですね。
もし、三分割の支払いを提案された場合は、支払うタイミングごとの金額に注意しなければなりません。
工事完了後の支払いが極端に少ない場合は、塗装工事を途中で放棄されるおそれがあります。
たとえば、施行前に50%、施工中に40%、施工後に10%という比率にしてしまったら、施行の途中で費用の90%も支払うことになってしまいます。
つまり、費用のほとんど支払っている状態ですね。
悪徳な業者の中には、90%の支払いで利益が出ているため、その時点で作業を止めてしまうことがあるのです。
また、作業を止めるまではなくとも、残りの作業がいい加減になり品質が著しく低下する危険性もあります。
最後まで責任を持ってきちんと塗装をしてもらうためにも、半分以上は施工後に支払う割合になるよう注意してください。
施行後までに大部分の支払いが終わるような提案をしてくる業者は、悪徳業者である可能性が高いので契約しない方が無難でしょう。
全額前払い
全額前払いは、工事に入る前に全ての代金を支払う方法です。
言うまでもありませんが、全額前払いは色々と問題が大きいので避けた方がいいでしょう。
優良な塗装業者の場合、全額前払いを要求してくることはまずありえません。
先に支払いが終わっているということは、適当な工事をしたところでリスクがないということです。
ずさんな塗装工事にクレームを入れたとしても、支払いが済んでいるので対応してくれることはないでしょう。
全額前払いしてしまうと、手抜き工事をされる危険が高まります。
また最悪の場合、お金だけ取られて逃げられるといったことも考えられます。
こうなると完全に詐欺となり、お金を取り戻すためにはかなりの手間がかかることが予想されます。
悪徳業者や詐欺業者に騙されないためにも、全額前払いの場合は契約しないようにしましょう。
お支払いの相談はこちらから
支払いのタイミングで悪徳業者が分かる
以上の支払いタイミングの違いからも分かるように、悪徳な塗装業者はお金の支払いを施行前に設定しがちです。
そのため、施行完了前に支払いを求めるような業者は悪徳業者として疑ったほうがいいでしょう。
ただし、優良業者でも小規模な業者の場合は、材料調達のため施行前にいくらか支払いが必要なケースも多いです。
そのため、前金が必要だからと言って悪徳業者とは限らないので注意してください。
見極め方としては、前金の金額を参考にすればいいでしょう。
準備費用としては合計金額の半分程度が妥当なので、それ以上の前払いを求めるようなら悪徳業者かもしれません。
もちろん、支払いのタイミングだけが判断基準ではありません。
全額後払いであろうと、悪徳業者はいくらでも存在しています。
評判や見積もりの内容、外壁塗装に関する知識などを総合的に判断して、悪徳業者を見極めるようにしてください。
支払い方法まで信頼できる優良業者を選びましょう
外壁塗装のリフォームを行う場合、費用や見た目はよく検討しても、支払い方法まではなかなか注目しないものです。
しかし、代金の支払いはお金が直接関わることなので、慎重に検討しなければなりません。
契約後に、大量の前金を請求されても、知らなかったでは済まないのです。
もし、優良な業者に外壁塗装をお願いしたいのなら、私たちへ相談してみてください。
室蘭や千歳周辺のお客様からもご満足いただけている私たちなら、長持ちするコストパフォーマンスの高い外壁塗装をリーズナブルにご提供できます。
もちろん、支払い方法の相談にも応じます。
外壁塗装に関わることならどんなことでもお答えしますので、些細なことでもまずは聞いてみてください。