住宅は、人生における最大の買い物とも言われています。
もちろん非常に高額であり、なおかつ毎日住む場所のため非常に大切なものですよね。
ただ、「できることならなるべくコストを抑えたい」と思う方がほとんどでしょう。
特にモルタルでできた外壁は、サイディングに比べて施工費用が高額になります。
モルタルは塗り壁のため、「塗装の必要がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
そこでここでは、モルタル外壁における塗装の必要性や、塗装の種類などについて紹介していきます。
外壁塗装のコストを抑えるためにも、ぜひ活用してください。
目次
- モルタルの外壁塗装に使用されている塗装方法
- 用途によって使い分ける塗料
- そもそも外壁塗装は必須なの?
- 外壁塗装をしないとどうなる?
- どのくらいの間隔で塗装すれば良いの?
- 塗装のメンテナンスをするタイミング
- 外壁塗装で悪徳業者を選ばないようにするには?
- 優良業者を見極めるコツ
- 苫小牧で塗装業者をお探しならニシムラ塗装にご相談ください
モルタルの外壁塗装に使用されている塗装方法
モルタルの外壁塗装には、大きくわけると3つの塗装方法が使用されます。
リシン塗装
リシン塗装は、ボコボコとした立体的な仕上がりになる塗装で、新築住宅のモルタル外壁に最も多用されています。
リシン塗装は、アクリル塗料に細かい石や骨材を混ぜて、それを直接吹き付けるというものです。
とても単純な吹付け作業のため、塗料の厚さは薄く、通気性の高さを実現できます。
特に新築住宅では、新しく生きた木材が使用されていますので、通気性の悪い塗装を採用すると住宅の内部に湿気がこもってしまうおそれがあります。
そのため、新築のモルタル外壁には、リシン塗装が用いられることが多いです。
ただ、リシン塗装は撥水性があまり高くないですので、塗装が雨の影響を受けやすいといえます。
日当たりや環境にもよりますが、だいたい8年~10年ほどで塗装が劣化してしまうでしょう。
仕上がりが堅くなり、ひび割れしやすいというデメリットもあります。
この弱点を克服するために、弾性のあるアクリル塗料を使用した弾性リシンと呼ばれるものもあります。
ボンタイル塗装
モルタル外壁に下地剤を塗ってから、その上から塗料を吹き付ける方法になります。
塗料に石などを混ぜていないため、防水性にも優れていて、耐久年数についてもリシンに比べて長くなります。
耐久年数は吹き付ける塗料の種類にもよりますが、10年前後がだいたいの目安となります。
撥水性の高い塗料を選択すると、通気性は下がりますが防水性は向上するでしょう。
硬質性のものと弾性のものあり、弾性のほうが高額になります。
しかし、ひび割れにも強くなる上に、防水性も高くなるので、モルタル外壁を強固に守ってくれるでしょう。
セラミック塗装
天然の石を細かく砕いて着色し、結合材に混ぜ込み吹き付ける塗装方法です。
通気性がいい上に、リシン塗装に比べると防水性が高いのが特徴です。
ただ、塗装が硬いためひび割れやすく、地震発生時や振動が気になる立地では注意が必要です。
セラミック塗料は最も長寿命であるとも言われており、環境にもよりますが20年以上持つともいわれています。
用途によって使い分ける塗料
新築のモルタル外壁に使用する塗装は、リシンになることが大半です。
耐用年数は他のものに比べると短いですが、建てたばかりの住宅に使用される木材はまだ生きています。
水分も含んでいますので、湿気を効率よく逃がすためにもリシンが選択されるというわけです。
塗り替え時にリシンをすすめる業者はあまりいないと思いますが、それは耐用年数が短く、コストが余分にかかってしまうからです。
コストと耐用年数のバランスがいいモルタル外壁への塗装は、ボンタイルがオススメとなります。
ボンタイルは防水性も高く、耐用年数も10年程度と悪くありません。
また、弾性塗料を使用することで衝撃にも強くなるため、地震時などによるひび割れも起こりにくくなります。
ただし、塗替え時に外壁塗装がボロボロで限界を超えているのであれば、住宅内部に湿気が入り込んでいるでしょう。
このような状況では、透湿性の低いボンタイルはおすすめできません。
そもそも外壁塗装は必須なの?
外壁塗装は、住宅を長期間維持するうえで絶対に欠かせません。
というのも、塗装には住宅に使われる建材を保護する役割があるからです。
外壁素材を塗料できれいに覆うことで、モルタルなどの外壁材を紫外線や風雨から守ってくれます。
外壁塗装はとても重要な工事なのですが、その必要性について十分に理解していない人も多いです。
納得をしたうえで外壁塗装をするためにも、外壁塗装をしないとどのようなことが起きるのかをしっかりと把握しておきましょう。
外壁塗装をしないとどうなる?
外壁塗装をメンテナンスしないと、雨漏りが発生したり、害虫が侵入したり、建物そのものが腐食したりする被害が考えられます。
さらに建物の見栄えも悪くなりますし、隙間ができてしまうことで室内の環境も悪くなってしまいます。
外壁塗装をしなければ、外壁材自体が壊れてしまうため雨漏りが発生するおそれがあります。
さらに害虫も侵入しやすくなるので、シロアリの被害にあうおそれまであるでしょう。
建物の骨格が腐食してしまえば、建て替えが必要になることまで考えられるのです。
また、外壁の劣化がひどくなると、隙間風が室内に入りやすくなります。
冷暖房の効率が非常に悪くなるため、電気代が余分にかかることになってしまうのです。
さらに、劣化した外壁では建物の見栄えが悪くなってしまいます。
それを放置すれば恥ずかしいですし、見る人によっては「外壁が崩れそう」と不安にさせてしまうかもしれません。
どのくらいの間隔で塗装すれば良いの?
外壁塗装は様々な役割を担っているものですので、モルタルの外壁においても必要です。
では、モルタル壁の外壁塗装はどのくらいの間隔でメンテナンスすれば良いのでしょうか。
外壁塗装は、一般的には10年を目安に塗り替えをするのが理想的といわれています。
外壁塗装工事には100万円ほどの費用がかかることもあるので、できるだけコストを抑えたいと思うでしょう。
費用が高額なあまり、10年で塗装し直すべきところを、20年以上放置したくなるのもわかります。
しかし、外壁塗装を新築の段階から塗り直さずに放置していると、雨漏りなどが起きてしまい、修理費用が余計にかかることになります。
結局は、外壁塗装を適切に行なっておいた方が安上がりだったということになりかねません。
そのため、塗装の劣化の兆候をいち早く察知し、適切なタイミングでメンテナンスをすることが重要になります。
塗装のメンテナンスをするタイミング
外壁塗装をメンテナンスするタイミングは、塗膜の状況を確認するとある程度わかってきます。
以下のような点をチェックして、塗装の劣化状況を見極めてください。
チョーキング
チョーキングは、外壁の塗装を直接指で触った時に白い粉がつく症状です。
塗料が本来の機能をすでに失い、顔料が粉の状態になって浮き出てきています。
外壁塗装において、劣化が進行している証拠です。
クラック
クラックとはひび割れのことです。
塗膜の表面が劣化して、徐々にひび割れてきてしまいます。
幅が1mm以上のひび割れがあるのなら、外壁本体にひび割れができている可能性もあります。
雨漏りをはじめ隙間風などのリスクがありますので、早急に修繕すべきです。
外壁が破損してしまった場合、塗装だけでは修復することはできません。
塗膜の剥がれや膨れ
外壁の塗装表面が、剥がれてしまっていたり、膨らんでいたりする状態です。
塗装が剥がれた場所は、外壁の素材そのものが表にでている状態です。
また塗装が膨らんでいる場所も、外壁と塗装が全く密着しておらず表に出ている状態とほとんど変わりません。
この2つの症状は、塗装による防護機能が完全に失われている状態といえるでしょう。
そのまま放置していると、外壁そのものが劣化してしまうことになりますので、早急に外壁塗装が必要です。
外壁塗装で悪徳業者を選ばないようにするには?
モルタルの外壁塗装においても、悪徳業者に捕まらないということは非常に重要です。
悪徳業者を選んでしまうと、塗装がすぐに剥がれてしまったり必要以上の金額を請求されたりするおそれがあります。
そこで、悪徳業者を見抜くポイントをいくつか紹介しておきましょう。
訪問営業はNG
まず大切なことは、訪問営業をしてきた外壁業者には依頼しないということです。
突然訪問してきて、「外壁が劣化している」などと営業してくる業者は、悪徳業者である可能性が高いでしょう。
実績があり、優良な業者であれば飛び込みでの訪問営業などは行いません。
そんな営業をしなくても、口コミなどを見たお客様がどんどん依頼してくれるからです。
個人住宅に対して営業をする業者は、企業から仕事を回してもらえないような技術の低い業者や、儲けることしか考えていない業者であることが大半です。
工事における信頼性は限りなく低いので、訪問営業をされても相手にしないようにしてください。
見積書を見て判断する
たまたま相談した塗装業社が、悪徳業者であるケースも考えられます。
そこでまずは、見積書を一度出してもらうと良いでしょう。
見積書を見た時に、数量部分が「一式」という記載ばかりになっていると、その業者はあまり信頼できません。
なぜなら、現場調査が適当な可能性が高いからです。
塗装面積というのは、外壁塗装にかかる金額を算出する極めて重要なポイントです。
この数量を適当に「一式」としているような業者が、信頼できるはずがありません。
値引きがあまりにも露骨
値引きをしてくれるのは嬉しいですが、急に10万円以上もの値引きができることはありえません。
きちんと算出した見積もりなら、そこまで大幅な値引きができるはずもないのです。
端数を切る程度の、若干値引きする程度ならわかりますが、10万円以上の値引きをしてくる業者は重要な部分のコストまでカットしている可能性があります。
また、そもそも値引きをするために、高額な見積書を作成して提示している可能性もあります。
いずれにせよ、大幅な値引きをする業者は信用できません。
優良業者を見極めるコツ
では、優良業者を見極めるにはどうすればいいでしょう。
まず、おすすめなことは地元に根付いた営業を行っている会社です。
同じ地域で長期間営業している塗装業者だと、それだけ実績も豊富にあります。
地域特有の気候や風土にも詳しいですから、あなたの住宅にとって最適なアドバイスもできるでしょう。
また、このような業者は、そもそも費用を可能な限り抑えています。
そのため、無理に値引き交渉をしてしまうと、契約を断られることもあるかもしれません。
値引きするにはカットできないコストを削る必要があるため、塗装の品質を確保できなくなってしまうのです。
地元密着で営業するには評判が重要ですから、質の悪い工事をするくらいなら断ってしまうというわけですね。
そもそも、地域には悪い評判がすぐ広まりますから、悪徳業者が地域に根付いて長期的に営業するのは困難です。
優良業者に塗装を依頼するなら、まずは地域密着で実績豊富な塗装業者を探してください。
苫小牧で塗装業者をお探しならニシムラ塗装にご相談ください
モルタルの外壁においても、塗装は非常に重要な役割を持っています。
外壁塗装は住宅を守る役割を担っているので、無理に節約しようとすると余計な修繕費用がかかることにもなりかねないのです。
長期的な視点でコストを抑えるためには、適切なタイミングで外壁塗装のメンテナンスをすることが不可欠です。
もし、苫小牧で優良な塗装業者をお探しなら、私たちニシムラ塗装にぜひご相談ください。
苫小牧で一番の施工実績持つ私たちなら、地元の気候や風土の合わせた最適な外壁塗装をご提案できます。
さらにありがたいことに、室蘭や千歳など周辺地域の皆様からもご支持をいただいております。
一切の妥協なく、最高品質の外壁塗装をご提供しますので、まずは相談だけでもしてくださいね。