先日、『すが漏れ』の対応で屋根の雪下ろしを行ってきました。
すが漏れとは、冬の寒暖の差が有る時期に起こる現象で
屋根の上に乗っている雪が融けて、屋根から流れ落ちる前に
冷やされて氷となり、その繰り返しによって
より融けた水の行き先が塞がり、板金の継ぎ目などから
水が浸入して、雨漏れと同じ現象が起こることが
『すが漏れ』と言います。
板金に大きな経年劣化による腐食などが無くても
起こる現象で、夏の大雨などでは雨漏れしなくても
冬の時期にすが漏れすることはありますので
気になる方は、軒先のツララなど出来ていないかを基準に
氷が屋根に溜まっていないか確認して、業者に雪下ろしなど
依頼してみましょう。
雪や氷が乗っている屋根に上がるのは大変に危険ですので
安易に屋根に上がらないで下さいね!
軒先にある氷の上に雪が乗っています。
軒先には10cm程度の氷が出来ていました。
この氷が、水みちを無くしてすが漏れを起こす
原因となります。
綺麗に除去して作業終了
屋根板金には穴や腐食は見られませんでした。
すが漏れが起こった後の対応は
屋根板金の継ぎ目の締め直しやコーキング処理が
簡易的な対策となります。
お住いのことで、お困りことなどありましたら
何でもお気軽にご相談ください。