どのような状態になったら塗り替えが必要なのかを、具体的にご紹介いたします。
塗装の専門知識がわからなくても、塗り替えのサインはこんなに簡単に見つかるんです!
チョーキング
チョーキングは白亜化とも言い、紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョークのような粉状になってあらわれる現象を言います。
お家の壁を触って、手に白い汚れがつくことを指し、塗り替えの目安としても一般的なものです。
塗装のはがれ
数ヵ月前に塗装(もしくはリフォーム)したのにも関わらず塗膜が浮いてきたり、ペンキがめくれるという症状が出ることがあります。
これは施工者の下地処理の手抜きや塗料選択の誤りが最大の原因です。 最もトラブルが多い症状の一つでもあります。
外壁のヒビ(ヘアクラック)
壁に発生した細かいひび割れの事を、へアクラックと言います。
ヘアクラックは、壁の素地が傷み始めていることのサインのため、素地をきちんと補修してから塗装で再度コーティングする必要があります。
カビの発生
外壁のカビ、コケ、藻の発生は、塗料に含まれる薬効である防カビ、防藻剤の効力が無くなった合図です。 建物の美観を損なうだけではなく、まわりの劣化の進行も早めてしまいます。
カビ・コケ・藻・ホコリ等が原因となり、ダニが発生し、シックハウスになる場合もあります。
太陽光が届かず、湿気のこもりやすい北側の外壁などをチェックしてみてください。
塗膜の膨れ
壁面のひび割れから、水や空気が塗装の裏に入り、塗膜が膨れ上がった状態を塗膜の膨れと言います。
様々な原因が考えられ、ただ塗装を行うだけでは再発する可能性も高い症状のため、特に入念な下地調査が必要です。